最新の「学校生活」

学校生活

令和3年度 二学期始業式・防災訓練

8月31日(火)、防災訓練の後、二学期始業式・表彰式を放送によって行いました。

 式に先立って行われた防災訓練では、地震発生時の避難行動訓練と帰宅時のペア生徒の確認を行いました。無言で机の下に身を隠し、真剣に安全確保行動に取り組む姿が見られました。

 表彰式では、甲子園からの帰着後に報告会が行われた野球部を除き、全国大会での活躍を報告しました。マンドリン部の優秀賞、同じくギター部の努力賞、同じくヨット競技男子レーザーラジアル級6位入賞の太田君、同じく将棋男子個人戦22位で決勝トーナメント進出の高橋君の栄誉を称えました。

 始業式で小関校長は、2学期に向けて、「伸びる人材・選手に共通するものとは」、「点と点をつなげる」、「進路実現、学力向上のために」について訓示しました。

リンク2学期始業式校長よりレジュメ.pdf

新型コロナウイルス感染症対策「学校生活を送る上での10のお願い」を説明して注意を促しました。

リンク学校生活を送る上で10のお願い(コロナ対応).pdf

防災訓練の様子

 

体育・スポーツ 野球部 甲子園へ出発

自治会主催の野球部出発激励会が行われました。

有志の生徒たちから千羽鶴が贈られ、金子主将は「応援に行くことのできない生徒の皆さんの思いを力に、精一杯戦ってきます。」と強い決意を述べました。参加した生徒たちは、應援團と共に声を出さずにエールを送り、選手たちの健闘を祈りました。初戦は9日(月)開会式後の第2試合、愛媛代表の新田高校と対戦します。

令和3年度 第1学期終業式

7月21日(水)1学期終業式、表彰式を放送によって行いました。

 表彰式は、校長により表彰者が紹介されたあと、各HRで担任から賞状が渡される方法で行われ、山岳部の東海高総体 登山競技 男子の部 第1位を筆頭に、県大会以上で成果のあった4団体12件を表彰し栄誉を称えました。

 始業式で小関校長は、始業式や入学式での訓話を振り返り、学校生活の充実と生徒の成長を認め、良き伝統の継承を求めました。

また、池上彰氏の「読解力」についての考えに触れて、「広辞苑」での定義、PISA(ピザ)調査での定義、池上氏の考えとして、論理的読解力と情緒的読解力からなる「生きていく上で常に必要となる力」を紹介し、読解力を鍛え伸ばすことと訓示しました。

最後に、夏休みに向けて、・生活のリズムを整えること・振り返りと準備のための学習・長期休業中だからこそできることに挑戦するように、充実した実りある夏休みになることを願っていますと話しました。

 

 

表彰式 山岳部への東海大会優勝旗授与

大掃除の様子 

PDA即興型英語ディベート東海交流大会

 6月12日(土)、オンライン(Zoom)でPDA即興型英語ディベート東海交流大会(主催:一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会)が行われ、岐阜県立岐阜高等学校、愛知県立岡崎高等学校、三重県立四日市高等学校と本校の4校から、8チームが参加しました。

 第1ラウンドのお題は「We should outsource coaching of club activities.(部活動の指導を外注すべきである。)」でした。肯定側からは現状の教員の負担についてや練習の質の向上について、否定側からはトラブル発生時の責任の問題や体罰の問題などについて議論しました。ディベートが終わるとジャッジが勝敗を出している間、対戦したチームとお互いの学校の部活動の状況などについて会話を楽しみました。

 続く第2ラウンドのお題は、「Accepting immigrants does more good than harm. (移民の受け入れは害よりも利益をもたらす。)」でした。日本の雇用状態などを考えてお互いに意見を交わしました。ディベートが終わると、普段どう英語の勉強をしているのか、ディベートの練習はどのように行なっているかなどについて話し、交流を深めました。ジャッジの先生によるコメントの時間になると、今後に活かそうと真剣に聞き入る様子が見られました。

 そしてジャッジが高く評価した生徒6名によるエキシビションディベートが行われました。本校からは2年生の南雲円香さんと西堀月渚さんが選出されました。論題は「Online learning should be introduced in high schools, and students should go to school only three days a week. (高校では、オンライン学習を導入し、登校日を週 3 日にすべきである。)」でした。新型コロナウイルス感染症のリスクと対面で授業を受ける必要性・重要性について議論が交わされました。具体例もたくさん飛び交い、甲乙つけがたいディベートとなりましたが、見学していた生徒・教員の投票により、Government(肯定側)の勝ちとなりました。

 今大会では静岡高校 Aチームが3位入賞、エキシビションディベータ賞に南雲円香さん(2年)、 西堀月渚さん (2年)ベストディベータ賞に 久村惇君(1年)、ベストPOI賞に南雲円香さん(2年)、櫻井あんりさん(1年)が選ばれました。

   本校からは有志で結成したチームで参加しましたが、2チームとも善戦しました。

 

 静岡A 榑林優成(2年)・南雲円香(2年)・西堀月渚(2年)・久村惇(1年)

 静岡B 秋山果歩(1年)・芦澤 圭太(1年)・櫻井あんり(1年)・藤谷由衣(1年)

第42回教育講演会「はやぶさ2 深宇宙52億㎞の旅路」月崎竜童 氏(119期)

 静岡高校では、毎年各分野の第一線で活躍している卒業生を講師に迎えて、講演会を行っています。

 本年度は、月崎竜童氏(119期)を講師にお迎えして以下の要領で実施しました。  

 日時 令和3年6月22日(火) 13:30~15:30

 会場 静岡市民文化会館 大ホール

 講師  月崎竜童 氏(119期)JAXA宇宙科学研究所 助教

 演題 「 はやぶさ2 深宇宙52億㎞の旅路

 

講師は2003年静岡高校卒業の119期生です。2008年東京大学工学部航空宇宙工学科を卒業後、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻修士課程に進学しイオンエンジンを研究テーマとし、さらに博士課程に進みました。2013年同大学院博士課程を修了するまでの間、2008年9月から2010年6月までJAXA宇宙科学研究所はやぶさプロジェクトのリサーチアシスタントとして、2010年5月から8月まではNASAゴダードスペースフライトセンターのリサーチアシスタントとして、さらに2010年4月から2013年3月までは日本学術振興会特別研究員DC1として研究を進めました。2013年博士課程修了と同時に博士号を取得し、JAXAに所属してはやぶさ2プロジェクトチームに加わりイオンエンジンの開発に従事します。はやぶさ2は2014年末に打ち上げられ、その後は運用に入りました。2013年4月から7月まで日本学術振興会特別研究員PD、2016年9月から2017年10月まではカリフォルニア大学ロサンゼルス校の客員研究員として渡米し、帰国後、はやぶさ2の小惑星着陸運用に参加しました。着陸成功後はイオンエンジンを作動させて地球帰還とカプセル回収を行いました。

2010年東京大学大学院修士課程修了時に、首席に当たる工学系研究科長賞を「マイクロ波放電式イオンスラスタにおける性能向上と光ファイバー探針による内部現象解明」で受け、2013年には第3回日本学術振興会 育志賞を受賞しました。2021年4月には文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞しています。

現在、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所 助教を務めています。

講演は静高から東大、はやぶさとの出会いなど自己紹介の第1部、はやぶさ初号機の第2部、はやぶさ2の第3部から構成され、宇宙への夢を熱く語る講師の話に、生徒は熱心に聴き入りました。各部毎に設けられた質問コーナーには毎回、会場から質問が絶えず、講演後も講師控室に大勢の生徒が質問に訪れました。講師はそれらにも時間が許す限り個別に丁寧に応答してくださいました。